節約アイデアシリーズ、Day 11
1. 冷凍保存を活用して食材を無駄にしない!
冷蔵庫の食材を効率よく保存するために、冷凍保存は強力な方法です。適切な方法で食材を冷凍すれば、長期間新鮮さを保ち、食費を抑えながらも食材を無駄にせずに済みます。今回は、冷凍可能な食材や、冷凍保存のコツを紹介します。
2. 冷凍保存に適した食材
冷凍保存は、食材を長期間保存し、無駄なく使うために非常に便利な方法です。特に冷凍保存に適した食材を知っておくことで、効率よく料理ができ、節約にもつながります。ここでは、冷凍保存に適した便利な食材をいくつか紹介し、それぞれの保存方法と解凍時のポイント、さらに豆知識も交えて詳しく解説します。
① 肉類(鶏肉、豚肉、牛肉など)
肉類は冷凍保存に非常に適しており、まとめ買いをした際や、すぐに使い切れないときに冷凍することで無駄なく長期間保存できます。特に鶏肉や豚肉は、日常的に使いやすく、冷凍することで鮮度を保ちながら数ヶ月間保存が可能です。
- 保存方法:肉を小分けにして、ラップやジップロックで空気をできるだけ抜いて包み、冷凍庫で平らにして保存します。平らにしておくと、解凍時もムラなく早く解凍できます。
- 解凍方法:冷蔵庫でゆっくり解凍するか、急いでいる場合は流水で解凍します。電子レンジの解凍モードを使う場合は、肉が部分的に加熱されないように注意が必要です。
- 豆知識:肉は一度冷凍した後、冷蔵庫でゆっくり解凍すると、ドリップ(肉汁)の流出を抑えられ、肉質が保たれるという研究があります。急激な解凍は、肉が硬くなりやすいので、時間がある場合は冷蔵庫での解凍がおすすめです。
② 野菜(ほうれん草、ブロッコリー、にんじんなど)
野菜も冷凍保存に適しており、特にほうれん草やブロッコリー、にんじんなどは、軽く下茹でしてから冷凍することで調理が簡単になります。冷凍することで、栄養価を保ちながら長期間保存でき、食材を無駄にすることなく使い切ることができます。
- 保存方法:野菜は軽く下茹でして冷水で冷やし、水気をしっかり切ってから冷凍します。小分けにしてフリーザーバッグに入れ、平らにして保存すると便利です。
- 解凍方法:冷凍のまま調理に使えるため、解凍せずにスープや炒め物に加えるだけで簡単に料理ができます。
- 豆知識:冷凍野菜は栄養価が落ちにくく、冷凍する前の軽い下茹でが、ビタミンCなどの栄養素を保持するのに役立つとされています。特に緑黄色野菜は、冷凍保存でその色と栄養を長く保つことができます。
③ 魚介類(鮭、サバ、エビなど)
魚介類も冷凍保存に非常に適しています。特に鮭やサバなどの切り身魚やエビは、冷凍しておけばいつでも簡単に調理に使えるため、時間がないときのメニューにも重宝します。
- 保存方法:魚を切り身や下処理した状態でラップに包み、さらにジップロックに入れて空気をしっかり抜いて冷凍します。エビや貝類も同様に下処理をした後、冷凍保存します。
- 解凍方法:魚介類は、冷蔵庫でゆっくり解凍するのがベストです。刺身用の魚などは、急速解凍せず、冷蔵庫での低温解凍で鮮度を保ちます。
- 豆知識:魚は冷凍しておくと、熟成が進み旨味が増すと言われています。特に脂が乗った鮭やサバなどは、冷凍保存によって旨味成分が増えることがあります。冷凍後に焼いたり、煮たりすることでさらに美味しく仕上がることも。
④ ご飯やパン
ご飯やパンも冷凍保存に非常に適しており、余った分を冷凍しておけば、食べたい時に簡単に再加熱して食べられます。ご飯は冷凍することで、炊き立ての美味しさを保つことができ、パンも冷凍することで長期間新鮮さをキープできます。
- 保存方法:ご飯は炊き立てを小分けにしてラップで包み、平らにして冷凍します。パンも1枚ずつラップで包み、ジップロックに入れて冷凍保存します。
- 解凍方法:ご飯は電子レンジで加熱することで炊き立ての食感に戻ります。パンも電子レンジやトースターで解凍・加熱すれば、ふわふわの状態で楽しめます。
- 豆知識:ご飯は炊き立ての状態で冷凍することで、風味や食感が保たれるため、冷蔵保存よりも冷凍保存がおすすめです。また、パンは冷凍前にラップでしっかり包み、空気を抜いて冷凍することで、乾燥を防ぎます。
⑤ チーズや豆腐
意外に思われるかもしれませんが、チーズや豆腐も冷凍保存に向いています。チーズは冷凍することで料理に使いやすくなり、豆腐は凍らせることで水分が抜け、独特の食感が楽しめます。
- 保存方法:チーズはおろしてから小分けにし、フリーザーバッグに入れて冷凍します。豆腐はそのまま冷凍し、使用時に解凍します。冷凍豆腐は、煮物や炒め物に使うと美味しく仕上がります。
- 解凍方法:チーズは解凍せず、そのまま料理に使えます。豆腐は解凍後、水分をしっかり絞ってから調理に使用します。
- 豆知識:豆腐を冷凍すると水分が抜け、まるで高野豆腐のような食感になります。この食感は、肉料理の代わりに使ったり、煮物に入れることで食材に変化を加えることができます。また、冷凍したチーズは、そのままピザやグラタンに使うのに便利です。
3. 冷凍保存の基本ルール
冷凍保存を効果的に行うための基本ルールを押さえましょう。
小分けにして冷凍
一度に全部解凍しなくて済むように、使う分だけ小分けにして冷凍することがポイントです。食材がバラバラにならないように、ラップや保存袋でしっかり包みましょう。
冷凍する前に空気を抜く
食品を冷凍するときは、空気に触れる部分を極力少なくすることが大切です。ラップでしっかり包み、保存袋に入れる際には袋の空気を抜いて密閉します。
日付を記入して管理する
冷凍した日付を記入しておくことで、保存期間を把握しやすくなります。冷凍食品の保存目安は1〜2ヶ月ですので、保存期間を超えないように注意しましょう。
4. 簡単にできる冷凍レシピ
冷凍ハンバーグ
- 材料:
- 合挽き肉 300g
- 玉ねぎ 1/2個
- パン粉 大さじ3
- 牛乳 大さじ2
- 塩・胡椒 少々
- 作り方:
- 合挽き肉とみじん切りにした玉ねぎ、パン粉、牛乳、塩・胡椒を混ぜて、形を作ります。
- フライパンで表面に焼き色がつくまで焼き、冷ましたらラップで包んで冷凍します。
- 食べるときは、冷凍のまま電子レンジで加熱して完成。
冷凍ほうれん草
- 材料:ほうれん草1束
- 作り方:
- ほうれん草を軽く茹で、水気を絞って小分けにします。
- ラップで包んで冷凍し、必要なときに解凍して使います。
その他参考になるレシピサイト
レシピ検索№1 cookpad
料理レシピ動画サイト Kurashiru
5. 冷凍保存のメリット
冷凍保存の最大のメリットは、食材を長期間新鮮な状態で保存できることです。特売で購入した食材を冷凍保存すれば、無駄なく使い切ることができ、食費の節約にもつながります。さらに、冷凍保存した食材は調理が簡単になるため、忙しい日々にも便利です。
まとめ
冷凍保存に適した食材を理解し、正しい方法で保存することで、食材を無駄にすることなく長期間使い回せるようになります。特に肉類や野菜、魚介類、ご飯などは日常的に使うものなので、計画的にまとめ買いして冷凍しておけば、必要な時に手間なく使えるだけでなく、食材の鮮度も保てます。冷凍保存をマスターして、より効率的で経済的な食生活を楽しみましょう!
この節約をなぜ始めたのかはこちらの記事をご覧下さい。
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