
嵐山月灯路の雰囲気を動画でチェック
竹林ライトアップの幻想的な雰囲気を、動画でひと足先に感じてみましょう。
(かわいい京都チャンネルの動画をご覧ください)

静けさを歩く ― 「嵐山月灯路」とは

かつて、嵐山の夜を照らしていた「花灯路(はなとうろ)」という催しを覚えている人も多いでしょう。
秋から冬にかけて行われていた竹林のライトアップは、京都の季節の風物詩でした。
その灯りが数年の時を経て、「嵐山月灯路」という新しい形で戻ってきました。
月のように柔らかな光が竹林を包み込む――。
それは華やかさよりも静けさを大切にした、“京都らしい夜の原風景”を再び感じられるイベントです。
有料化された今回は、以前よりも人の流れが穏やかで、
竹の香りや風の音までも感じられる落ち着いた空間に。
かつて花灯路を歩いた人にとっても、新たな月灯路を訪れる人にとっても、
「灯りが導く秋の夜」として特別な時間になるでしょう。
開催期間・点灯時間・会場情報
項目 | 内容 |
---|---|
開催期間 | 2025年10月1日(水)〜10月31日(金) |
点灯時間 | 18:00〜21:00(最終入場20:30) |
会場 | 京都市右京区 嵯峨天龍寺立石町(竹林の小径周辺) |
入場料 | 大人1,500円(税込)/小学生以下無料 |
前売券 | JR東海ツアーズ限定販売 1,300円(税込) |
主催 | 嵐山月灯路実行委員会 (嵐山保勝会・嵯峨自治会連合会・京都発・竹・流域環境ネット) |
備考 | 雨天・荒天時は中止の場合あり |
(※すべて公式サイトおよび主催者発表に基づく)
10月限定の夜を、公式チケットで。
公式チケットを予約する(JR東海ツアーズ)
夜の竹林を歩く ― 光が導く静寂の道

月灯路では、竹林の小径を中心に行灯が並び、
ひと筋の光が夜の嵐山を静かに導いてくれます。
足元の灯りが照らすたびに、竹の影がゆらめき、
風が吹くと光が少し揺れて、まるで呼吸をしているかのよう。

「写真で見るより、ずっと静かで、あたたかい」――
そんな声が多いのも、このイベントの魅力です。
夜の冷たい空気と竹の青い香り、そして淡い灯り。
どれもが一瞬の風景として心に残り、
数年前の花灯路を知る人には懐かしさを、
初めて訪れる人には新しい“京都の夜”を感じさせてくれます。

アクセスとおすすめの訪れ方
- 嵐電(京福電鉄)「嵐山駅」下車すぐ(公式推奨ルート)
- JR「嵯峨嵐山駅」から徒歩約10分
- 阪急「嵐山駅」から徒歩約15分
夜間の嵐山は昼間とは異なり、静けさが街全体を包み込みます。
ライトアップをゆっくり楽しみたいなら、19時以降の訪問がおすすめ。
人の流れが落ち着き、竹林の“音”や“光の強弱”を感じながら歩けます。
昼とは違う嵐山を楽しむ

渡月橋や天龍寺など、昼間は観光客で賑わう名所も、
夜は穏やかで、まるで別の場所のように感じられます。
日中は紅葉前の嵐山を散策し、夜は月灯路で締めくくる。
そんな「昼と夜の嵐山を一度に味わう旅」も、この時期ならではの楽しみです。
嵐山月灯路の前に立ち寄りたいおすすめの飲食店
竹林の静けさを楽しむ前に、嵐山らしい味覚をゆったりと。
観光の合間に立ち寄りやすい飲食店5軒ご紹介します。
① 松籟庵(しょうらいあん)

嵐山公園内に佇む老舗料亭。豆腐料理を中心にした懐石が評判で、自然に囲まれた静かな空間で京都らしい昼膳を楽しめます。
出典:Googleマップ(松籟庵)④ TOGETSU CAFE

渡月橋近くの和モダンカフェ。抹茶スイーツや軽食が充実し、テラス席から桂川の景色を楽しめます。
出典:Googleマップ(TOGETSU CAFE)⑤ 五穀豊穣のお茶屋ごはん 五木茶屋 嵐山本店

中ノ島エリアの人気和食処。定食や天ぷらのほか、名物「ゆばチーズ」などテイクアウト軽食も魅力です。
出典:Googleマップ(五木茶屋 嵐山本店)まとめ

秋の夜にだけ現れる「嵐山月灯路」は、
華やかさではなく、静けさの美しさを伝えるイベント。
久しぶりに戻ってきた竹林の灯りを見に行けば、
あの日の記憶と今が重なり、どこか懐かしい気持ちになるかもしれません。
ゆっくりと歩いて、光に包まれる秋の夜を感じてください。
最新情報や入場案内は、公式サイトで確認を。
公式サイトへの案内
開催期間やチケット情報など、最新の詳細は公式サイトで公開されています。
今年の秋、光に包まれた嵐山の夜を体験したい方は、こちらからどうぞ。
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VISONの中でも、静かで奥深い“日本の味”と“職人の技”に触れられる場所──それが「和ヴィソン」です。
緑に囲まれたこのエリアには、味噌や昆布、みりん、醤油、酢、漬物など、日本の食文化を支える伝統調味料の専門店が集結しています。
花火と音楽を完全にシンクロさせるために、打ち上げタイミングはミリ秒単位で計算される。
観客が聴く音と、空に咲く光が一拍のズレもなく重なる。その瞬間、夜空全体が一つの楽器のように響く。
