訪問美容を始めるための完全ガイド|免許保持者・サロン経営者向け

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訪問美容を始めるには?免許保持者・サロン経営者向け完全ガイド

高齢化社会が進む日本では、外出が難しい方に美容サービスを届ける「訪問美容」が注目されています。2023年時点で日本の65歳以上の高齢者人口は3,600万人を超え、要介護・要支援認定を受けている人は約700万人にのぼります(厚生労働省「高齢者の現状と介護の課題」)。また、病院や介護施設に長期間入所している方も多く、「美容室に行きたくても行けない」と悩む人が増えているのが現状です。

こうした背景から、訪問美容の需要は年々高まり、すでに多くの美容師・理容師が新しい働き方として取り入れています。特に、**「美容師免許を持っているけれどサロン勤務が難しい」「すでに店舗を運営しているが、新たな収益源を作りたい」**という方にとって、訪問美容は大きな可能性を秘めた分野です。

しかし、訪問美容は通常のサロン業務とは異なり、法律の制約や開業のための手続きが必要になります。実は、美容師法では「美容行為は美容所(店舗)で行うのが原則」と定められており、誰にでも自由に訪問施術を提供できるわけではありません(厚生労働省「美容師法について」)。許可されているのは、**「高齢者や障がいのある方など、外出が困難な人に対する施術」**のみです。したがって、一般的な出張カットとは異なる点を理解し、正しく開業準備を進めることが重要です。

また、訪問美容を開業するためには、保健所への「美容所開設届」の提出が必須となります。美容師法では、美容行為は「美容所で行うこと」が義務付けられており、訪問美容をする場合でも「拠点となる美容所」の登録が必要です。個人で訪問美容を開業する場合は、自宅を美容所として登録することも可能ですが、設備基準や衛生管理に関するルールを守る必要があります。

本記事では、訪問美容を始めるために必要な資格・法律・手続き・設備準備について詳しく解説します。
「免許は持っているけれど、どうやって始めたらいいの?」
「サロン経営しているけど、訪問美容を導入するには何が必要?」
といった疑問を解決し、スムーズに訪問美容をスタートできるようサポートします。

訪問美容は、技術を提供するだけでなく、**「人に寄り添う仕事」でもあります。施術を通じて喜んでもらえるのはもちろん、「キレイになりたい」「整えてもらいたい」**という気持ちに応えることが、利用者の自信や生活の質の向上にもつながります。これから訪問美容を始める皆さんが、安心して新しい一歩を踏み出せるよう、具体的な情報をお伝えしていきます。

訪問美容とは?

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訪問美容とは、高齢者や障がいのある方など、美容室や理容室へ行くのが困難な人に対して、美容師・理容師が自宅や施設に訪問して施術を行うサービスです。

厚生労働省が定める美容師法(第2条)では、美容行為は原則として「美容所(店舗)」で行うことが義務付けられています。しかし、例外として「疾病、負傷、その他の理由により美容所に来ることができない人」に対する訪問美容は許可されているため、特定の条件を満たせば、訪問美容として施術を行うことが可能です(参考:厚生労働省「美容師法の概要」)。


訪問美容が求められる背景

訪問美容の需要が拡大している大きな理由として、高齢化社会の進行があります。
厚生労働省の発表によると、2023年時点で65歳以上の高齢者人口は3,600万人を超え、日本の総人口の約30%を占めています(参考:厚生労働省「高齢者の現状と介護の課題」)。さらに、要介護・要支援認定を受けている人は約700万人にのぼり、自力で美容室に通うことが難しい方が増えています。

また、高齢者だけでなく、以下のような方々にも訪問美容が必要とされています。

訪問美容の主な対象者

  • 高齢や持病、障がいにより外出が困難な方
  • 病院に入院中の方(長期入院・リハビリ中)
  • 介護施設や福祉施設に入居している方
  • 妊娠中や産後間もなく外出が難しい方

訪問美容と出張美容の違い

訪問美容と混同されがちなサービスとして「出張美容」がありますが、両者には明確な違いがあります。

項目訪問美容出張美容
対象者外出が困難な方
(高齢者・障がい者など)
誰でも利用可能
(結婚式・イベントなど)
施術場所自宅・介護施設・病院などホテル・イベント会場・撮影スタジオなど
法的規制美容師法に基づき提供可能条件によっては美容師法違反の可能性あり
訪問美容と出張美容の相違点

訪問美容は「美容所に行けない人」に限定されているため、法律の規制を守ることが重要です。
「移動が面倒だから自宅でカットしてほしい」といった理由では、訪問美容は原則として提供できません。
一方、結婚式やイベントのためのヘアセット・メイクをする「出張美容」は、訪問美容とは異なるサービスとして扱われます。


訪問美容のメリット

訪問美容は、施術を受ける側だけでなく、美容師・サロン経営者にとってもメリットの多いサービスです。

✅ お客様のメリット

  • 自宅や施設で施術を受けられるため、移動の負担がない
  • 外出が難しい方も、定期的なケアが受けられる
  • 美容室に行くことができなくても、おしゃれを楽しめる
  • 対面の施術を通じて、コミュニケーションの機会が増える

✅ 美容師・サロン経営者のメリット

  • 店舗を持たなくても、自宅や小規模なスペースを拠点に開業できる
    (美容師法に基づき、訪問美容を行うには「美容所」として登録できる拠点が必要)
  • 介護業界との連携で安定した集客が見込める
  • 空いている時間を活用し、収益の幅を広げられる
  • 地域密着のサービスとして、リピーターを獲得しやすい

訪問美容は、単に髪を整えるだけでなく、**「美容を通じた心のケア」**という側面も強く、特に高齢者や介護が必要な方にとっては、生活の質を向上させる重要なサービスとなります。


まとめ

訪問美容とは、美容室に行くことが困難な方のために、自宅や施設に訪問して施術を行う美容サービスです。
ただし、法律上、施術を受けられる対象者が限定されており、一般的な「出張美容」とは異なるため、提供する側は正しく制度を理解しておく必要があります。

これから訪問美容を始めようと考えている方は、美容師法に基づいた正しい手続きを行い、訪問美容の対象者を明確にした上で、安全にサービスを提供できる環境を整えることが大切です。


訪問美容を始めるために必要な資格

訪問美容を始めるには、**「美容師免許」または「理容師免許」**が必須です。
これは、美容師法(厚生労働省「美容師法の概要」)に基づくもので、無資格での美容行為は法律違反となります。


必須資格|美容師免許・理容師免許

訪問美容を行うには、**「美容師免許」または「理容師免許」**が必須です。
これは、美容師法(厚生労働省「美容師法の概要」)に基づき、美容行為は資格を持つ者のみが業として行えると定められているためです。

また、美容師免許でネイルの施術は行えないため、ネイルサービスを提供したい場合はネイリスト向けの資格が必要になります(詳しくは後述)。


✅ 美容師免許(国家資格)

  • 施術可能な範囲:カット・カラー・パーマ・ヘアセット・メイク(※ネイルは含まれない)
  • 取得方法
    1. 厚生労働省指定の美容専門学校(昼間課程2年・通信課程3年)を修了
    2. 美容師国家試験(実技・筆記)に合格
    3. 厚生労働大臣に免許申請

美容師免許では、ジェルネイルやスカルプチュアなどの本格的なネイル施術は提供できない。
ただし、ブライダル業界などでメイクとセットで簡単な爪のケア(マニキュア・爪磨きなど)を行うケースはある。


✅ 理容師免許(国家資格)

  • 施術可能な範囲:カット・シェービング(顔そり)・整髪・パーマ
  • 取得方法
    1. 厚生労働省指定の理容専門学校(昼間課程2年・通信課程3年)を修了
    2. 理容師国家試験(実技・筆記)に合格
    3. 厚生労働大臣に免許申請

理容師はシェービング(顔そり)が可能なため、訪問美容での提供サービスの幅が広がる。
美容師免許では顔そりはできないため、希望される場合は理容師免許が必要。


✅ 美容師免許でネイルはできるのか?

美容師法(厚生労働省 美容師法)では、美容師が行う美容行為は「髪・顔」に関する施術に限定されており、爪のケア(ネイル)は含まれません

ネイル施術を提供する場合は、以下のような資格の取得が推奨されます。

🔹 JNECネイリスト技能検定(民間資格)
  • ネイル技術の習得レベルを証明する資格(1級・2級・3級)
  • 日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)が実施

詳細情報:日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)公式ページ

🔹 JNAジェルネイル技能検定(民間資格)
  • ジェルネイルに特化した資格
  • 日本ネイリスト協会(JNA)が主催

美容師免許だけでは、業としてネイルサービスを提供することはできない。
ネイルサロンのような本格的なネイル施術を行う場合は、JNECネイリスト技能検定やJNAジェルネイル技能検定の取得が推奨される。
一部、メイクとセットで「マニキュア・爪磨き」を行うケースはあるが、提供範囲は限定される。

詳細情報
JNECネイリスト技能検定公式ページ
JNAジェルネイル技能検定公式ページ


訪問美容の施術に役立つ追加資格(推奨)

訪問美容を始める際、基本の美容師免許や理容師免許に加えて、介護・福祉の知識や技術を習得することで、より質の高いサービスを提供できます。以下に、訪問美容の施術に役立つ追加資格と、その詳細情報をまとめました。

講習内容や費用は記事制作時の物になります。最新情報は各公式サイトにてご確認下さい。


福祉理美容師認定資格(民間資格)

大勢の人が集まる講習会の様子。スライドを使ったプレゼンテーションが行われ、訪問美容や福祉関連の研修が進行している。

出典画像:全国福祉理美容師要請協会

主催団体:NPO法人 日本理美容福祉協会

受講資格:美容師または理容師の国家資格を保有している方

講習内容

  • 介助の基礎知識:高齢者や障がい者への適切な接し方や介助方法
  • 訪問理美容技術:寝たきりの方へのカット技法、ベッド上でのシャンプー技術
  • 実践的スキル:出張理美容の準備から施術、仕上げまでのプロセス

受講形式

  • 自宅学習:教材テキストと問題集を使用し、基礎知識を習得
  • 実技講習:2日間のスクーリングで実技を習得

講習風景:

出典画像:NPO法人 日本理美容福祉協会

開催場所:全国各地の指定会場

受講料:27,000円(税込)

詳細情報NPO法人 日本理美容福祉協会


ヘアメイク・セラピスト認定資格(民間資格)

主催団体:一般社団法人 メイクセラピストジャパン

受験資格:2級・準2級・3級は特になし(誰でも受験可能)

試験内容

  • 筆記試験:メイクセラピー的心理学、コミュニケーション、メイク理論、色彩学など
  • 実技試験:モデルへのメイク施術(1級・2級)やセルフメイク(準2級)

受験料

  • 3級:オンライン3,300円、郵送5,500円
  • 準2級:オンライン5,500円、郵送7,700円
  • 2級:8,800円
  • 1級:11,000円

試験会場

  • 3級・準2級:オンラインまたは郵送
  • 2級:東京・名古屋・大阪
  • 1級:東京・大阪

詳細情報メイクセラピー検定公式サイト


介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)

介護職員初任者研修は、介護の基礎知識と技術を習得するための入門的な資格です。この資格を取得することで、訪問介護や施設介護など、さまざまな介護現場で活躍することが可能となります。


受講資格

特別な資格や経験は必要なく、年齢や学歴に関係なく誰でも受講できます。ただし、スクールによっては16歳以上などの年齢制限を設けている場合があります。


講習内容

全体で130時間のカリキュラムが組まれており、以下の科目が含まれます。

  • 職務の理解:6時間
  • 介護における尊厳の保持・自立支援:9時間
  • 介護の基本:6時間
  • 介護・福祉サービスの理解と医療との連携:9時間
  • 介護におけるコミュニケーション技術:6時間
  • 老化の理解:6時間
  • 認知症の理解:6時間
  • 障害の理解:3時間
  • こころとからだのしくみと生活支援技術:75時間
  • 振り返り:4時間

これらの科目は、講義と実技を組み合わせて学習します。一部の時間は通信(自宅学習)での受講が可能で、最大40.5時間まで認められています。残りの時間はスクーリング(通学)での学習が必要です。


受講期間

受講期間は、スクールのカリキュラムや通学頻度によって異なります。一般的には、週1回の通学で約3~4ヶ月、短期集中コースでは最短1ヶ月で修了することも可能です。


受講料

受講料はスクールや地域によって異なりますが、平均的には約50,000円~150,000円程度です。例えば、カイゴジョブアカデミーでは、地域によっては31,900円(税込)から受講可能な場合もあります。

また、教育訓練給付制度や各自治体の助成金制度を利用することで、受講料の一部が補助される場合もあります。詳細は各スクールや自治体の窓口で確認することをおすすめします。


修了要件

全てのカリキュラムを修了し、最終的な修了試験に合格することで、「修了証明書」が発行されます。この修了証明書は全国で通用し、介護職としての就職や転職に役立てることができます。


認知症サポーター養成講座

主催団体:各市町村の地域包括支援センターや社会福祉協議会

受講資格:特になし(誰でも受講可能)

講習内容

講座は約90分間で、以下の内容が含まれます:

  • 認知症とは:認知症の基本的な理解
  • 認知症の症状:中核症状や行動・心理症状(BPSD)について
  • 認知症の人との接し方:適切なコミュニケーション方法
  • 認知症サポーターの役割:地域での具体的な支援方法

これらの内容は、ビデオ上映や講義を通じて学習します。


受講対象者

特別な資格や年齢制限はなく、どなたでも受講可能です。地域住民、企業の従業員、学生など、幅広い方々が対象となります。


受講方法

講座は地域の自治体や職域団体などが主催しています。受講を希望される場合は、お住まいの自治体の高齢福祉主管課や地域包括支援センターにお問い合わせください。また、企業や学校などの団体での開催も可能で、10名以上の受講者が集まれば講師を派遣する自治体もあります。


受講料

多くの自治体では、講座は無料で提供されています。ただし、開催場所の手配や資料の準備など、主催者側で対応が必要な場合があります。

詳細情報大阪府 認知症サポーター

訪問美容の営業に必要な手続き

訪問美容を始めるには、美容師法のルールを守りながら、保健所への届出や税務関連の手続きを適切に行うことが重要です。
ここでは、訪問美容を営業するために必要な手続きを詳しく解説します。


保健所への「美容所開設届」の提出(必須)

訪問美容を行うには、保健所に「美容所開設届」を提出し、美容所として登録できる拠点を持つ必要があります。
美容師法(厚生労働省 美容師法)では、美容師は原則として「美容所(=店舗)」で施術を行うことが義務付けられているため、訪問美容をする場合でも美容所登録が必要です。

訪問美容のために店舗を持つ必要はないが、拠点としての「美容所登録」は必須!
自宅を美容所として登録することも可能(ただし設備基準を満たす必要あり)。


美容所開設届の申請方法

① 事前準備
  • 管轄の保健所に「美容所開設届」の提出条件を確認
  • 美容所の設備基準(衛生管理・消毒設備など)を満たすことが必要
② 提出書類
  • 美容所開設届(保健所の指定フォーマット)
  • 美容師免許証のコピー
  • 施設の平面図(美容所のレイアウトを示したもの)
  • 設備一覧(消毒器具、シャンプー台などが整っていることを示す)
  • 開設予定地の使用許可証(賃貸物件の場合はオーナーの許可が必要)
③ 提出先
  • 営業地を管轄する 保健所の衛生部門 に提出
④ 開設検査(必要な場合)
  • 保健所による設備の確認(地域によっては書類審査のみ)
⑤ 申請費用
  • 地域によって異なるが、約1万円~2万円程度

税務署への「開業届」の提出(個人事業主の場合)

訪問美容を個人で開業する場合、税務署に「個人事業の開業・廃業等届出書(開業届)」を提出する必要があります。
この手続きを行うことで、確定申告時に「事業所得」として計上し、税制上のメリットを受けることができます。

開業届の提出で「青色申告」が選択可能になり、最大65万円の控除を受けられる!


開業届の提出方法

① 提出書類
  • 個人事業の開業・廃業等届出書(開業届)
  • 青色申告承認申請書(青色申告を希望する場合)
    • 節税メリットが大きいため、できるだけ青色申告を選ぶのがおすすめ!
② 提出先
  • 事業の拠点を管轄する 税務署
③ 申請費用
  • 無料

開業届を出さずに営業することも可能だが、確定申告の際に「雑所得」扱いになるため、経費の計上が制限されるデメリットがある。
訪問美容を本業として行う場合は、開業届を出して事業所得として計上するのがおすすめ!


事業用の銀行口座・クレジットカードの開設

訪問美容を個人で運営する場合、事業用の銀行口座を開設しておくと、収支管理がしやすくなるためおすすめです。
また、経費管理をスムーズにするため、事業用のクレジットカードも作成すると便利です。

個人名義の口座でも問題ないが、確定申告時の経費計算を簡単にするため、事業用口座を作るのがおすすめ!
法人化する場合は、法人名義の口座が必要になる。


事業用の保険加入(必須ではないが推奨)

訪問美容では、万が一の事故やトラブルに備えて、事業用の保険に加入するのが望ましいです。
以下のような保険が検討できます。

加入を検討すべき保険

① 賠償責任保険(PL保険)
  • 施術中の事故やケガに備える保険
  • 美容師が施術ミスをした場合の補償(例:ヘアカラーでアレルギー反応が出た)
② 自動車保険(業務用)
  • 訪問美容の移動中に事故が起きた場合の補償
  • 通常の個人向け自動車保険では、業務利用はカバーされないことがあるため要注意!
③ 所得補償保険
  • 病気やケガで働けなくなった場合の収入を補償

保険料は年間数千円~数万円程度。リスク回避のため、できるだけ加入を検討するのが安全!


訪問美容の運営に必要なその他の手続き

介護施設・病院との提携

訪問美容を提供する際、介護施設や病院と提携することで安定した顧客を確保できます。

  • 施設への営業活動
    • 施設の担当者(ケアマネージャー・施設長)にアプローチ
    • 訪問美容のメリットを伝え、提携を打診
  • 契約手続き
    • 施設ごとにルールが異なるため、施術の条件や料金を事前に確認

まとめ

訪問美容を行うには、保健所に「美容所開設届」を提出する必要がある。
個人で営業する場合は、税務署に「開業届」を提出して事業所得として計上するのがおすすめ。
事業用の銀行口座や保険への加入を検討し、運営リスクを最小限に抑えることが重要。
介護施設や病院との提携を進めると、安定した顧客獲得につながる。


訪問美容の始め方|まとめ

訪問美容は、高齢者や障がいのある方など、美容室に行くことが難しい人に向けた特別なサービスです。ただし、通常の美容業務とは異なり、法律の制約や開業手続きが必要になるため、正しい準備を行うことが大切です。

訪問美容を始めるための重要ポイント

  1. 美容師免許または理容師免許が必須
    • 国家資格が必要であり、無資格での施術は違法。
    • 美容師はカット・カラー・パーマが可能、理容師はシェービングも可能。
  2. 訪問美容が提供できる対象者は法律で制限
    • 「美容所に行くことが困難な人」のみ施術可能。
    • 介護施設、病院、自宅療養者などが対象。
    • 一般的な「出張カット」とは異なり、法的な制約がある。
  3. 保健所への「美容所開設届」の提出が必須
    • 訪問美容でも「美容所登録」が必要(店舗を持つ必要はない)。
    • 施術の拠点として、自宅や小規模スペースを登録できる。
    • 保健所の審査に合格するため、衛生管理基準を満たす必要あり。
  4. 税務署への「開業届」の提出(個人事業主の場合)
    • 事業所得として計上し、青色申告で最大65万円の控除を受けられる。
    • 提出は無料で、税務署に直接持参・郵送・電子申請が可能。
  5. 訪問美容の運営に必要な準備
    • 賠償責任保険(PL保険) など、万が一のトラブルに備えた保険の加入。
    • 事業用の銀行口座を開設し、経理をスムーズに管理。
    • 介護施設・病院との提携を進め、安定した顧客を確保。

この記事で伝えたかったこと

訪問美容は、法律のルールを守りながら開業することが大切です。
「何をすればいいのか?」と迷っていた方も、この記事を読めば 開業までのステップ が明確になったのではないでしょうか?

また、「訪問美容の成功ポイント」や「初期費用・必要な道具」 については、別記事で詳しく解説する予定です。
そちらもぜひチェックしてください!


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